エネルギー・資源

海洋エネルギー資源と環境保全等

 背景と課題

海洋エネルギー資源の開発と海洋環境の保全

 世界で6番目に広い排他的経済水域(EEZ)を有する我が国では、平成19年(2007年)に制定された「海洋基本法」、平成25年に閣議決定された「海洋基本計画」などにより、海洋の開発・利用が積極的に進められています。このような背景の下、近年海洋における、非在来型のメタンハイドレートなどを含む石油・天然ガス等のエネルギー資源に関する開発・商業化の期待が高まっています。特にメタンハイドレートは、賦存量の把握が積極的に進められるなど、商業化に向けた取り組みが進んでいます。
 一方、「海洋基本法」では、「海洋環境の保全は、人類の存続の基盤」と定めており、開発に係る環境影響を可能な限り小さくするなど、持続可能な海洋の利用が求められています。非在来型のエネルギーであるメタンハイドレートの海洋産出試験は、世界的にも初の試みであり、開発事業についても事例の蓄積や経験などがないことから、海洋環境に与える影響は不明な点が多く、慎重な開発が求められています。
 また、2010年4月20日にメキシコ湾で発生したマコンド坑井における原油流出事故に見られるように、海洋における石油・天然ガス開発においては、事故の発生は海洋環境のみならず、人への健康影響を含む様々な対象に多大な影響を与えることから、十分な保安対策も求められています。

サービス/技術

開発事業の実施による環境影響の予測・評価と保全措置の検討及び保安に係るシミュレーション

 JANUSは、事業実施者であるオペレーターの方々と協力して開発事業の内容を正確・詳細に把握し、事業の実施による環境影響を予測・検討した上で、影響を最小限にするための環境保全対策を提案するなど、海洋環境の保全を目的とした幅広いサービスを提供します。さらに、坑内温度・圧力シミュレーション、キックコントロールプログラムなど、ソフトウエアによる事故防止に関するサービスの提供が可能です。

環境影響の予測と評価及び保全措置の検討

 JANUSは、海洋の物理・生物環境に関する調査、環境影響評価法に基づく環境影響評価及び環境保全対策について豊富な経験を有しています。また、世界初の事例となるメタンハイドレート海洋産出試験において、環境影響の検討を支援した実績を有するとともに、北海、メキシコ湾等の海洋における石油・天然ガス開発に係る環境影響評価の事例について、豊富な知見を有しています。
 これらの経験を活かし、今後進められる我が国の海洋における石油・天然ガス等のエネルギー資源開発事業において、環境影響の予測、評価を実施し、オペレーターにとって最適な環境保全措置の検討を行い提案していくことで、海洋環境への影響を低減した開発に取り組んでいきます。

坑井の保安に係るシミュレーション

 キック及びキックコントロール時の坑井内圧力挙動の動態を把握する為、二相流モデルによるシミュレーション、暴噴防止エキスパートシステムの一部として、シャローガス暴噴シミュレーションや坑内温度・圧力シミュレーション等により坑井の保安を支援します。

海洋環境に関連する法令・国際条約等の調査

 JANUSは、廃棄物の海洋投入処分に関する許可取得支援、海洋環境に関する各種国際条約への対応支援等、海洋の汚染防止に関する国内法、国際条約に関して、豊富な知見を有しています。この知見を活かし、今後進められていく海洋エネルギー資源の開発に関連する国内法、国際条約等を整理し、適切な対応をオペレーターに提案することで、国内外から広く受け入れられる海洋における石油・天然ガス等のエネルギー資源開発事業となるよう支援します。

業務実績/サービス例

  • 経済産業省  平成26年度大水深海底鉱山保安対策調査業務

関連するリンク先

水域環境
廃棄物等の海洋投入処分
環境アセスメント

お問合せ先

環境管理ユニット
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