エネルギー・資源

海洋鉱物資源と環境保全等

 背景と課題

海洋鉱物資源の開発と海洋環境の保全

 ​世界で6番目に広い排他的経済水域(EEZ)を有する我が国では、平成19年に制定された「海洋基本法」、平成25年に閣議決定された「海洋基本計画」などにより、海洋の開発・利用が積極的に進められています。このような背景の下、近年海洋における、海底熱水鉱床、マンガン団塊等の鉱物資源に関する開発・商業化の期待が高まっています。特に海底熱水鉱床は、賦存量の把握方法の開発、効率的な精錬技術の検討など、商業化に向けた取り組みが進んでいます。
 一方、「海洋基本法」では、「海洋環境の保全は、人類の存続の基盤」と定めており、開発に係る環境影響を可能な限り小さくするなど、持続可能な海洋の利用が求められています。海底熱水鉱床の開発は、世界的にも開発事例や事業経験などがないことから、海洋環境に与える影響は不明な点が多く、また鉱床近傍には環境に依存した特殊な生態系が存在するなどにより、慎重な開発が求められています。

サービス/技術

事業の実施による環境影響の予測・評価と保全措置の検討及び保安に係るシミュレーション

 JANUSは、開発事業の実施者であるオペレーターの方々と協力して開発事業の内容を正確・詳細に把握し、事業の実施による環境影響を予測・検討したうえで、影響を最小限にするための環境保全対策を提案するなど、海洋環境の保全を目的とした幅広いサービスを提供します。さらに、坑内温度・圧力シミュレーション、キックコントロールプログラムなど、ソフトウエアによる事故防止に関するサービスの提供が可能です。

環境影響の予測と評価及び保全措置の検討

 JANUSは、海洋の物理・生物環境に関する調査、環境影響評価法に基づく環境影響評価及び環境保全対策について豊富な経験を有しています。特に、熱水鉱床の開発については、事業の実施による濁りの拡散等の水質変化に関するシミュレーションを実施する等、環境影響の検討に関する実績を有しています。
 これらの経験を活かし、今後進められる我が国の海洋における鉱物資源開発事業において、環境影響の予測、評価を実施し、オペレーターにとって最適な環境保全措置の検討を行い提案していくことで、海洋環境への影響を低減した開発に取り組んでいきます。

海洋環境に関連する法令・国際条約等の調査

 JANUSは、廃棄物の海洋投入処分に関する許可取得の支援、海洋環境に関する各種国際条約への対応支援等、海洋の汚染防止に関する国内法、国際条約に関して、豊富な知見を有しています。この知見を活かし、今後進められていく海洋鉱物資源の開発に関連する国内法、国際条約等を整理し、適切な対応をオペレーターに提案することで、国内外から広く受け入れられる海洋における鉱物資源開発事業となるよう、取り組んでいきます。

関連するリンク先

水域環境
廃棄物等の海洋投入処分
環境アセスメント

お問合せ先

環境管理ユニット
Email: webmasterjanus.co.jp