JANUSでは、大気拡散についてプルームモデルから3次元モデルまで、様々な分野に適用できるコードを整備しており、放射性物質の大気移流拡散や風力発電量評価などの解析を実施しています。また、化学プラントでの有害物質の拡散による周辺公衆や環境に対する化学プラントの被害度評価や損害賠償リスク評価も実施しています。
原子力発電プラントについては、放射線による被ばくを評価するために、事故時・平常時の被ばく線量評価システム、ガンマ線被ばく評価システムを開発しました。
また、原子力防災に関して、事故により放射性物質が大気環境中に放出された場合のサイト周辺の被ばく評価を迅速に行う緊急時環境影響評価システムのサイトへの導入・整備及び防災対策上必要な防災地図の作成も行っています。
この他に、定期検査時の従業員被ばくの低減や材料健全性について検討するための水化学管理に関する各種評価コードの開発及び評価を行っています。