CCUS法案、マレーシア議会下院を通過

2025年03月19日

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マレーシアでCCUS法案が3月4日に議会に提出され、3月6日に下院を通過しました。公開された法案の概要は以下の通りです。
 
CCUSを管轄する機関「Malaysia Carbon Capture, Utilization and Storage Agency」の設立
マレーシア国外で回収したCO2の輸入許可(import permit)制度の導入
CCU(CO2の利用)の登録制度の導入 ※輸入したCO2をCCUとして使用することは禁止
探査許可(assessment permit)・貯留ライセンス(storage licence)制度の導入(沖合、陸域別)
CO2流の受け入れ基準はロンドン議定書を踏襲(shall consist of overwhelmingly of CO2)
CO2貯留施設の運営者に対しCO2圧入税(Injection Levy)を導入:税収は圧入終了後の継続的なモニタリングや、漏洩などのトラブル発生時の補修のための管理基金「Post-Closure Stewardship Fund」に充当
適用対象はマレー半島とラブアン(SabahとSarawakは対象外)
 
今後、上院を通過し、国王の同意が得られれば法律として成立する見込みです。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
マレーシア国会下院を通過したCCUS法案
https://www.parlimen.gov.my/bills-dewan-rakyat.html?uweb=dr&lang=en#
 
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https://borneobulletin.com.bn/malaysia-aims-to-be-global-leader-in-carbon-capture/