マレーシアPetronas、Duyong CCSプロジェクトの沖合パイプラインルート調査を実施予定
2025年05月08日
マレーシアの国営石油・天然ガス会社Petronasは、マレーシアのDuyong CCSプロジェクトで計画されている沖合パイプラインのルート調査を実施する準備を進めています。マレーシア海洋局(Marine Department Malaysia:MDM)からの通知(Notice to Mariners)によると、Petronas Carbon Captured Storage Solution(PCCSS)は4月15日~6月30日までパイプラインの現地調査を実施する予定であることが記載されています。
提案されているDuyong CCSプロジェクトは、陸上で回収されたCO2をパイプライン輸送し、マレー半島沖のDuyong成熟ガス田に圧入する計画です。
PetronasとプロジェクトパートナーであるUAEの国営石油会社Adnocと英国のCCS・水素プロジェクト開発会社Storeggaは2024年8月に共同研究開発契約(JSDA)を締結し、Penyu盆地の帯水層のCO2貯留能力とKuantan港におけるCCS施設の建設を評価しています。JSDAは、2030年までに少なくとも年間500万トンのCO2貯留を目指しています。
詳細は以下をご覧ください。
マレーシア海洋局(MDM)による通知(Notice to Mariners)
https://www.marine.gov.my/jlm/wp-content/uploads/Notis/NTM/SEMENANJUNG/PENINSULAR-NTM-72T2025-PIPELINE-SITE-SURVEY-DUYONG-FIELD-OFFSHORE-TERENGGANU-.pdf
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https://www.upstreamonline.com/carbon-capture/petronas-advances-offshore-ccs-project/2-1-1806254