三菱重工業、FPSO向けCO2回収モジュールの初期検討を受注

2025年05月09日

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三菱重工業(MHI)は、オランダのSBM Offshoreがブラジルの主要石油会社であるPetrobrasと進める浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO:Floating Production, Storage and Offloading System)に特化したCO2回収モジュールの適用に向け、その初期検討に取り組むことを発表しました。将来的なEPC(設計・調達・建設)契約の受注を目指し、SBM Offshoreとその完全子会社であるSingle Buoy Mooringsを通じて受注したものです。
 
このFPSO向けCO2回収モジュールは、MHIが関西電力と共同開発したCO2回収技術である「Advanced KM CDR Process™」とSBM Offshoreが開発するFPSO関連プログラム「Fast4Ward®」の理念を組み合わせて開発を進めるもので、Petrobrasが計画するFPSO上に搭載されたガスタービンからのCO2回収を想定して初期検討を行うことで、将来的な商用化に向けた分析・評価を行うとしています。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
MHIによるプレスリリース
https://www.mhi.com/jp/news/250415.html
 
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https://www.offshore-mag.com/energy-transition/news/55283375/mhi-sbm-conducting-co2-capture-study-for-petrobras