BP、米国Indiana州のブルー水素プロジェクト無期限停止
2025年07月02日
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英国に拠点を置く石油大手BPが米国Indiana州におけるCO2の輸送と地中貯留の計画を無期限停止したことを複数のメディアが報じています。
BPが計画していたこのプロジェクトは、同社のWhiting製油所からCO2を回収し、Newton、Jasper、Pulaski、White、Bentoなどの郡にパイプラインで輸送し、地中貯留することを目的としていました。さらに、化石燃料を用いて製造した水素で、CCSを実施するブルー水素の開発戦略の一環です。
Carbon Heraldの記事によると、BPは計画停止の理由として、市場の不確実性、水素セクターの低迷、そして石油・ガスへの事業再編を挙げています。ただし、この決定は中西部の事業にのみ適用され、世界における他の低炭素水素プロジェクトには影響しないと強調しています。さらに、BPはMidwest Alliance for Clean Hydrogen(MachH2)の主要パートナーとなっていますが、今回の計画停止がこの水素ハブ計画にどのような影響を与えるかは不明です。
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https://fuelcellsworks.com/2025/06/17/h2/bp-abandons-indiana-hydrogen-and-carbon-capture-plans
https://carbonherald.com/bp-halts-indiana-carbon-pipeline-and-storage-project/