GreenCap Solutions、一次アルミニウム生産におけるCO2回収の実証開始

2025年09月26日

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CO2回収技術を開発するノルウェーのGreenCap Solutionsは、一次アルミニウム生産におけるCO2回収技術の実証プロジェクトの開始を発表しました。この取り組みは、アルミニウム業界における最大の課題の一つである、低濃度の発生源からのCO2回収という課題に取り組んでいます。

一次アルミニウム生産における電解プロセスからのCO2の直接排出量は、溶融アルミニウム1kgあたり約1.5kgですが、排ガス中のCO2濃度は約1%と低く、効率的なCO2回収の大きな障害となっています。そこで、GreenCap Solutionsは、ノルウェーのアルミニウム製造および再生可能エネルギー企業であるHydroと共同で、この革新的なCO2回収技術の検証を実施します。

GreenCap Solutionsが開発したCO2回収プロセスは固体吸着材を用いており、実証プロジェクトは2025年5月から2026年5月までの期間で実施しています。なお、本プロジェクトは、新たなCO2回収技術の試験、検証、および拡張を促進するCLIMITプログラムを通じて、ノルウェーの国営企業Gassnovaからの資金支援を受けています。

詳細は以下をご覧ください。

GreenCap Solutionsによるプレスリリース

https://greencap-solutions.com/gcs-press-release-carbon-capture-pointsource/