英国発電部門2040年までにネットネガティブ達成には廃棄物発電施設へのCCS適用必要
2025年10月15日
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英国の大手廃棄物発電事業者であるenfiniumの委託を受け、英国の経営コンサルティング企業Baringaは「廃棄物発電部門におけるカーボンネガティブの機会の実現」と題する報告書を発表しました。
報告書では、英国の廃棄物発電部門は2035年までにカーボンネガティブになる可能性があり、CCS技術が迅速に導入されれば、年間最大1,000万トンのCO2除去が可能になるとしています。さらに、英国の発電部門が2040年までにネットネガティブを達成するためには、廃棄物発電施設にCCSを適用する必要があることも明らかにしています。
さらに、これらを実現するためには、バイオ由来の廃棄物の埋め立てを終わらせること、廃棄物発電におけるCCSプロジェクトに対する政府からの継続的な支援、英国の排出量取引制度(ETS)へのCO2除去(CDR)の組み込み、パイプライン以外の船舶や鉄道などによる輸送を可能にすることを含む5つの政策措置を特定しています。
詳細は以下をご覧ください。
enfiniumによるプレスリリース
https://enfinium.co.uk/uk-energy-from-waste-sector-could-go-carbon-negative-by-2035-new-report-finds/
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https://envirotecmagazine.com/2025/09/24/uk-energy-from-waste-sector-could-go-carbon-negative-by-2035-according-to-industry-report/