インドNTPC、石炭火力発電所から回収したCO2でメタノール生産
2025年10月30日
インドの電力大手NTPCの研究開発組織であるNTPC Energy Technology Research Alliance(NETRA)は、インドの Vindhyachal火力発電所にあるNTPCの500MW石炭火力ユニット13における先駆的なCO2回収プロジェクトが、2年間の順調な運用を経て、Carbon CleanのCaptureXセミモジュラー技術を使用して排気ガスから回収したCO2を使用した初のメタノール生産を発表しました。
NETRAが実行するこのプロジェクトは、Carbon Cleanが100%所有するインドの子会社Carboncapture Technologies Pvt. Ltd.を通じて提供したライセンス技術を使用しています。このプロジェクトは、CO2を産業規模で回収し、高品質のメタノールに変換できることを示しており、NTPCのCCUへの取り組みとインドにおける大規模メタノール生産の実現可能性を強調するものとしています。発電所の排気ガスから1日あたり20トンのCO2 を回収するように設計されており、回収されたCO2はグリーン水素を使用して触媒水素化され、メタノールを生成します。今後は25トン/日のCO2を回収するためにCarbon Cleanによる同じCO2回収技術が使用されます。
詳細は以下をご覧ください。
Carbon Cleanによるプレスリリース
https://www.carbonclean.com/en/press-releases/ntpc-project-milestone
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https://www.thechemicalengineer.com/news/india-s-first-methanol-from-captured-co2-marks-breakthrough-for-carbon-clean-and-ntpc/



