SAMSUNG E&A、Wabash低炭素アンモニアプロジェクトのEPF契約締結

2025年11月14日

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韓国の建設・エンジニアリング会社SAMSUNG E&Aの米国法人であるSAMSUNG E&A Americaは、Wabash Vallley Resourcesから「USA Wabash Low-Carbon Ammoniaプロジェクト」のEPF(設計・調達・製造)契約を締結したことを発表しました。本契約は、SAMSUNG E&A Americaにとって初の低炭素アンモニアプラント契約となり、契約期間は30ヶ月で、契約総額は約4億7,500万米ドル(712億5,000万円、1米ドル=150円換算)です。
 
インディアナ州West Terre Hauteに建設される予定のこのプラントは、アンモニア製造施設であり、CO2貯留に関する連邦政府の許可を受けています。年間50万トンのブルーアンモニアを製造し、年間167万トンのCO2を回収する能力を備えています。製造したアンモニアは、米国中西部の農地の肥料として使用されます。
 
また、米国エネルギー省(DOE)の融資プログラム局(Loan Programs Office:LPO)は、Wabash Valley Resourcesに対し、民間の米国製の石炭火力を電源とする肥料製造を支援するための15億ドル(2,250億円)の融資を完了したと発表しました。
 
このプロジェクトでは、2016年以降休止していた石炭ガス化プラントを再稼働させ、インディアナ州南部の炭鉱からの石炭と石油コークスを原料として、年間50万トンの無水アンモニアを製造します。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
Samsung E&A Americaによるプレスリリース
https://www.samsungena.com/en/newsroom/news/view?idx=15754
 
Wabash Valley Resourcesによるプレスリリース
https://www.wvresc.com/energy-department-announces-loan-for-indiana-coal-powered-fertilizer-facility/
 
米エネルギー省によるプレスリリース
https://www.energy.gov/articles/energy-department-announces-loan-indiana-coal-powered-fertilizer-facility
 
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