英国NSTA、海域14地点のCO2貯留ライセンス交付ラウンド開始

2025年12月17日

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英国のNorth Sea Transition Authority(NSTA)は、スコットランドとイングランドの海域における14地点の探査・評価のためのCO2貯留ライセンスの申請を募集するライセンス交付ラウンドを開始したことを発表しました。対象地域は、NSTAが選定した枯渇油ガス田と、公募において業界パートナーが選定した帯水層の2つのカテゴリーに分類されます。
 
14地点のうち、5地点はスコットランド海域、9地点はイングランド沖に位置しており、ライセンスの申請が承認された場合にはクラウン・エステート(Crown Estate)やクラウン・エステート・スコットランド(Crown Estate Scotland)から海底を利用するリース契約(Seabed agreement)を取得する必要があります。
 
ライセンス交付ラウンドは2026年3月24日まで実施され、2027年初頭のライセンス交付を目指しています。
 
NSTAは、2023年9月に実施した英国初のCO2貯留ライセンス交付ラウンドにおいて、21件のCO2貯留ライセンスを交付しています。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
North Sea Authortyによるプレスリリース
https://www.nstauthority.co.uk/news-publications/nsta-launches-uk-s-second-carbon-storage-licensing-round/
 
https://www.nstauthority.co.uk/news-publications/guidance-on-the-application-for-a-carbon-dioxide-appraisal-and-storage-licence-december-2025/
 
ガイダンス文書(更新版)
https://www.nstauthority.co.uk/media/jkrpz4tt/guidance-on-the-application-for-a-carbon-dioxide-appraisal-and-storage-licence-december-2025.pdf
 
関連ニュース
https://www.edie.net/north-sea-transition-authority-launches-uks-second-carbon-storage-licensing-round/