英国Drax、BECCSへの投資を中止
2026年04月21日
英国のバイオマス発電会社Draxは、BECCS計画への投資を中止する方針を公表しました。同社は2014年以来、英国政府からの資金支援を受けてきていますが、2月に公表した年次財務報告書において「BECCSプロジェクトが短中期的に進展する可能性は低下した」と指摘し、「当面の間、CO2回収への投資は限定的となる見込み」としています。
Draxは、現在の英国の政治情勢と、BECCSに必要な投資を支援する適切な規制枠組みの整備が進んでいない状況を踏まえ、CO2回収事業への投資水準を合理化するため、BECCS開発プロジェクトの帳簿価額4,760万ポンド(約90億4,400万円、1ポンド=190円換算)全額を減損処理したことを明らかにしています。
一方で、BECCSは依然としてDraxグループにとって長期的に魅力的な選択肢であり、経営陣はDrax発電所におけるBECCS開発が英国のネットゼロ戦略にとって今後も重要であると考えているとしているが、近い将来には想定できないとしています。そのため、適切な規制枠組みが整備され、政治情勢が英国BECCSへの大規模設備投資をより支援する方向に変化し、プロジェクト進展の可能性が高まった場合には、この減損処理は一部取り消される可能性があるともしています。
詳細は以下をご覧ください。
Draxの年次財務報告書
https://www.londonstockexchange.com/news-article/DRX/annual-financial-report/17477432
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https://www.politico.eu/article/energy-giant-drax-pulls-out-of-uk-climate-plan/



