Frontier、CDRへ新たに9億1,500万ドル拠出を発表
2026年06月22日
CDRクレジットを事前購入するファンドFrontierは世界最高水準のCO2除去(CDR)企業を支援するため、新たに9億1,500万ドル(1,372億5,000万円、1ドル=150円換算)を拠出することを発表しました。参加企業には、Stripe、Google、Shopify、Salesforce、H&M Group、Anthropicなどを含みます。今回の新たな資金調達により、FrontierのCDR事業への総投資額は18億ドル(2,700億円)となります。
Frontierは追加資金を優先する対象として、以下を明らかにしています。
・ギガトン規模の潜在力を持つ技術であると確信できる、より絞り込んだ企業ポートフォリオに投資を集中させる
・コンプライアンス、産業規制、政府による直接調達など、堅調で長期的な需要が見込める案件のみを選定する
FrontierはそれぞれのCDR技術について、以下のように評価しています:
・地表鉱物化と海洋アルカリ化(OAE)は、大規模かつ低コストになる可能性を秘めているが、技術的なリスクが大きいため、規模・コストのどちらの指標にも大きな誤差が生じることが見込まれている。
・バイオマスを利用したBiCRS(BECCS、バイオマス・バイオオイル貯留を含む)や岩石風化促進は規模の面で限界があり、直接空気回収(DAC)はコストが比較的高くなる見込みであるが、これらの技術に対する理解が進んでいるため、より多くの政策支援を受けている。
地表鉱物化:1トン当たり80~120ドル、年間10ギガトン以上の規模に拡大する可能性がある
海洋アルカリ化(OAE):石灰岩の煆焼を通じてコストが1トンあたり70~200ドルになれば、年間10 Gtを超える規模に拡大できる可能性がある
バイオマス炭素除去・貯留(BiCRS):1トンあたり60~200ドル、年間1~5ギガトンに拡張できる可能性がある
岩石風化促進(ERW):1トンあたり75~200ドル、年間1~2ギガトン程度まで規模を拡大できる可能性がある
直接空気回収(DAC):1トンあたり200~300ドル、年間10ギガトン以上まで規模を拡大できる可能性がある
詳細は以下をご覧ください。
Frontierによるプレスリリース
https://frontierclimate.com/writing/growth-amc
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