GCMDのProject CAPTURED、EU-ETSとIMOから承認

2026年07月27日

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海運の脱炭素化を推進するシンガポールの非営利団体Global Centre for Maritime Decarbonisation (GCMD)は、2025年6月に完了した船上CO2回収・貯留(OCCS)のパイロットプロジェクト「Project CAPTURED」が、EU-ETSとIMOから承認を受けたことを公表しました。
 
Project CAPTUREDは、船上で回収したCO2を船舶間(ship to ship)で荷役し、陸上輸送を経て、鉱物化により恒久的に固定できることを実証したものです。
 
欧州連合(EU)の排出量取引制度であるEU-ETSに適合することが正式に認められたことで、検証済みの回収CO2量は、EU-ETSの排出枠(EUA)の償却義務の対象となる排出量から控除できるようになりました。
 
また、Project CAPTUREDのデータと知見に基づき、IMOの第84回海洋環境保護委員会(MEPC)に提案を提出し、OCCSにより回収したCO2を鉱物化し、これを恒久的な貯留形態として認めることについて、IMOから原則的な支持(in-principle support)も得ています。
 
Project CAPTUREDは、すべての取引(custody-transfer)ポイントにおいてCO2純度を99.95 vol%以上に維持しつつ、回収CO2を安全に輸送し、産業製品に変換できることを実証しています。また、ライフサイクルアセスメントでは、船上での総回収率10.7%をベースに、7.9%のGHG正味削減を達成したことを示しています。同じ総回収率を前提にバリューチェーンを最適化すれば、17.8%のGHG削減を実現できる可能性があるとしています。GCMDは、SMDERI-QET、Evergreen Marine Corp、Zhoushan Dejin Shipping、Greenore/Baorongなどの11のパートナーを結集させ、このパイロットプロジェクトを主導しました。
 
詳細は以下をご覧ください。
 
GCMDによるプレスリリース
https://gcformd.org/project-captured-advances-regulatory-pathways-for-onboard-captured-co2/
 
関連ニュース
https://maritime-executive.com/article/eu-approves-new-permanent-storage-option-for-onboard-carbon-capture
 
https://carbonherald.com/eu-ets-and-imo-greenlight-onboard-carbon-capture-via-mineralization/