米EPAが新規の化石燃料焚火力発電所に対するCO2排出基準(案)を公表
2012年03月29日
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提案されている排出基準は、1,000 CO2 lb/MWh (約453.6 CO2 kg/MWh)です。
この提案では、対象となる発電所を以下のとおりとしています。
・ 新規であること – ただし、この提案から12カ月以内に建設を開始する発電所については、当該基準の対象から外れることが明記されています。
・ 化石燃料を使用する発電所であること(バイオマスのみを利用する場合は対象外)
・ 大陸に属する施設であること(ハワイやterritoryに属する地域は対象外)
ファクトシートによると、EPAは近年のNGCC(天然ガス複合発電システム)発電所やCCSなどのCO2排出削減対策を併用する今後の石炭・石油コークスを利用する発電所においては、この排出基準を達成することは可能であろうとの考えを示しています。
EPAは、提案が米国官報へ掲載されてから60日間意見を受け付け、提出された意見を検討する予定です。
詳細は以下のプレスリリース及びルール(案)原文、ファクトシート等をご覧ください。
EPAによるプレスリリース
http://yosemite.epa.gov/opa/admpress.nsf/bd4379a92ceceeac8525735900400c27/9b4e8033d7e641d9852579ce005ae957!OpenDocument
ルール(案)原文
http://epa.gov/carbonpollutionstandard/pdfs/20120327proposal.pdf
ファクトシート
http://epa.gov/carbonpollutionstandard/pdfs/20120327factsheet.pdf
規制影響分析
http://epa.gov/carbonpollutionstandard/pdfs/20120327factsheet.pdf