米国NETLがIllinois州のCO2圧入実証試験で1年間の圧入を達成したことを発表

2012年12月07日

米国のNETLが、Illinois州で実施しているCO2圧入実証が無事1年間の圧入を達成したことを発表しています。
Illinois State Geological Surveyが率いたこの実証プロジェクト(Illinois Basin-Decatur Project)は、米国で初の産業由来のCO2を回収し塩水層に圧入するというもので、エタノール生産工場で回収されたCO2が使用されていました。

様々なモニタリングの結果、Simon Sandstone貯留層は想定された通りの状態で、圧入性や貯留容量も良好で、環境に対する顕著な悪影響も見られなかったとしています。

ただし、今回実際に圧入されたのは計画されていた100万トンの約3分の1となり、現実世界で遭遇する状況を理解するよい機会となったとしています。

詳細は以下をご覧ください。

NETLによるプレスリリース
http://www.netl.doe.gov/publications/press/2012/121119[_]carbon[_]storage.html