九州大学と米国ノートルダム大学の研究チーム、効率的な貯留層の条件を明らかにする手法を開発
2016年04月19日
カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所(I2CNER)及び米国ノートルダム大学の研究チームは、CO2地中貯留において、限られた地層に効率的にCO2を貯留することのできる貯留層の条件(CO2の圧入方法)を明らかにする手法を開発したことを発表しています。九州大学のプレスリリースによると、「本研究では、岩石の構成粒子の隙間の中を流れるCO2の挙動を様々な条件で精度良く計算し、最終的に貯留されるCO2の量が貯留層の圧力や温度などの条件に強く依存することを定量的に示し」、また、「この手法を応用することで、貯留層に大量のCO2を貯留できる条件を明らかにすることに成功」したとしています。
なお、この研究に関する成果の論文は、学術誌”Advances in Water Resources”に掲載されています。
論文の入手先
“Characterization of immiscible fluid displacement processes with various capillary numbers and viscosity ratios in 3D natural sandstone”
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0309170816300550
九州大学によるプレスリリース
http://www.kyushu-u.ac.jp/ja/researches/view/13
関連ニュース
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1604/12/news038.html
http://news.mynavi.jp/news/2016/04/08/348/