米国DOEの研究者ら、CO2をエタノールに転換する触媒技術を発見

2016年10月21日

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米国DOEのOak Ridge National Laboratoryの研究者らが、触媒でCO2をエタノールに転換する技術を発見し、その成果を学術誌Chemistry Selectで公表しています。

Oak Ridge National Laboratoryのプレスリリースによると、この技術に必要となる触媒は、炭素、銅、窒素で構成されており、高価なレアメタルなどを必要としないため、低コストであることをメリットとしており、また、室温の水の中で実現できるため、工業規模での適用も可能と考えているようです。
さらに、CO2から作られたエタノールは、風力や太陽光など再生可能エネルギーで生産された余剰電力の蓄電などに利用できるとしています。

詳細は、以下をご覧ください。

論文”High-Selectivity Electrochemical Conversion of CO2 to Ethanol using a Copper Nanoparticle/N-Doped Graphene Electrode”
http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/slct.201601169/full
全文 http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/slct.201601169/epdf

プレスリリース
https://www.ornl.gov/news/nano-spike-catalysts-convert-carbon-dioxide-directly-ethanol

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http://time.com/4536708/carbon-dioxide-ethanol/