米国のION Engineering、ノルウェーのTCMで6ヶ月間のCO2回収システムの実証を完了
2017年06月09日
米国のION Engineeringが、エネルギー省(DOE)から資金提供を受け、ノルウェーのCO2 Technology Center Mongstad(TCM)において6カ月間実施していた、同社のCO2回収システムの実証試験を完了したことをPR Newswireが報じています。TCMにおいて、ION Engineeringは150以上の試験を実施し、特に同社のAdvanced Liquid Absorbent System (ALAS)の試験においては、天然ガス精製プラントの残渣油接触分解装置及び天然ガスを燃料とする熱電併給システム(コジェネレーション) から90%を超えるCO2を99%以上の純度で回収することに成功しています。また、熱電併給システムにおいては、ALASはこれまでよりも低いエネルギー消費と吸収液のロスと排出でのCO2回収に成功したとしています。さらに、同社の最新の分析技術であるMulticomponent Liquid Analyzer(MLA)の初となる実証試験にも成功しており、実験室での分析結果と比較し、その性能を立証できたとしています。
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http://www.prnewswire.com/news-releases/ion-engineering-successfully-completes-six-month-carbon-capture-campaign-at-the-technology-centre-mongstad-with-25-million-support-from-the-doe-300470462.html