米国Kemper IGCCプロジェクト、石炭ガス化を停止し、天然ガスのみとすることを決定

2017年06月30日

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米国のKemper IGCCプロジェクトは、Mississippi Public Service Commission(MPSC)が7月6日に発効する予定の命令(order)に天然ガスの操業のみを認める内容を含む方針であることを明かしたことを受け、同プロジェクトの事業者であるMississippi PowerとSouthern Companyが石炭ガス化を直ちに停止し、天然ガスプラントとして操業を継続することを公表しました。

同プロジェクトは米国初のクリーンコールとなる計画でしたが、石炭ガス化装置からの漏洩が確認されており、本格稼働が開始されないままでいました。

Mississippi Powerのプレスリリースによると、この決定は施設の安全と従業員の安全と健康を守るために実施するものであり、コストを管理する上でも適切であるとの考えを示しています。

詳細は以下をご覧ください。

Mississippi Powerによるプレスリリース
http://mississippipowernews.com/2017/06/28/southern-company-and-mississippi-power-announce-suspension-of-gasification-operations/

MPSCによるプレスリリース
http://www.psc.state.ms.us/mpsc/press%20releases/2017/Mississippi%20Power%20Company%20to%20Suspend%20Lignite%20Coal%20Gasification%20at%20Kemper%20Co.%20Power%20Plant.pdf

関連ニュース
https://www.desmogblog.com/2017/06/28/breaking-southern-co-officially-yanks-plug-kemper-clean-coal-power-plant-warns-it-may-recognize-loss-3-4-billion

https://arstechnica.com/business/2017/06/7-5-billion-kemper-power-plant-suspends-coal-gasification/

http://www.hattiesburgamerican.com/story/news/local/2017/06/21/psc-mississippi-power-should-use-only-natural-gas-kemper-plant/417121001/