英国議会のBEIS委員会、CCUSに関する審問(inquiry)を開始

2018年06月01日

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英国議会のBEIS委員会は、CO2回収・利用・貯留(CCUS)に関する審問(infquiry)を開始しました。

BEIS委員会の案内によると、審問の目的は、CCUSの市場を創生し、商業化するためには、明確な政策を示す必要があるため、この分野における政府の意欲を確認し、大規模CCUSを将来的に実現するために必要な政策はどのようなものかを評価することであるとしています。また、もし政府がCCUSのコストが原因で実現可能な選択肢ではないと判断した場合には、CO2排出削減目標を達成するための他の手段を明確に示さなければならないともしています。

このため、BEIS委員会は、以下の審問に対する答え(証拠)の提出を広く求めています。
・英国が2050年のCO2排出削減目標を達成するために、CCUSはどの程度必須であるか?
・政府はCCUSのコスト低減の目標をどのように設定するべきか?CCUSのコストの有効な比較基準は?
・目指すべき現実的なコスト低減は、いつまでに、どの程度か?
・CCUSのコストが「十分に」低減されなかった場合、政府は気候変動対策の目標として、どのような代替策を検討するべきか?そのコストは、CCUSとどのように異なるのか?

詳細は以下をご覧ください。

英国議会による意見募集の案内
https://www.parliament.uk/business/committees/committees-a-z/commons-select/business-energy-industrial-strategy/news-parliament-2017/carbon-capture-inquiry-launch-17-19/

https://www.parliament.uk/business/committees/committees-a-z/commons-select/business-energy-industrial-strategy/inquiries/parliament-2017/inquiry9/

関連ニュース
https://www.edie.net/news/11/BEIS-calls-for-evidence-on-using-CCS-to-hit-2050-emissions-targets/?utm_source=edietwitter

https://utilityweek.co.uk/beis-committee-launches-inquiry-kickstart-carbon-capture/