欧州会計監査院(ECA)、CCSの実証に対するEEPRとNER300の成果について評価する特別報告書

2018年10月29日

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欧州会計監査院(ECA:European Court of Auditors)が、特別報告書「Demonstrating carbon capture and storage and innovative renewables at commercial scale in the EU: intended progress not achieved in the past decade」を公表しました。

この報告書では、主に2009年に発足したEuropean Energy Programme for Recovery (EEPR)とNew Entrants’ Reserve 300 (NER300)による資金提供が、CCSと革新的再生可能エネルギーの商業規模での実証に向けてどのように有効であったかを評価しています。
本報告書では、ECAはCCSの実用化については両プログラムとも失敗していると結論付けています。また、洋上風力発電に対してはEEPRが貢献しているが、NER300は再生可能エネルギーについても狙っていた進捗は達成していないとしています。

詳細は以下をご覧ください。

ECAによるプレスリリース
https://www.eca.europa.eu/Lists/ECADocuments/INSR18_24/INSR_CCS_EN.pdf

レポートの入手先
https://www.eca.europa.eu/en/Pages/DocItem.aspx?did=47082

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https://www.euractiv.com/section/energy/news/eu-funded-carbon-capture-storage-efforts-failed-say-auditors/