英国のTata Chemicals Europe、自社の発電所から回収するCO2を炭酸ナトリウム製造に利用する実証プラント建設を計画

2019年07月05日

英国のTata Chemicals Europeが、自社の発電所から回収するCO2を炭酸水素ナトリウム製造に利用する実証プラントの建設計画を公表しました。

同社は、自社の96MWeの天然ガス焚き熱電併給システム(CHP : combined heat and power plant)からCO2を回収し、炭酸水素ナトリウム製造の原料として利用する計画です。発電所由来のCO2を回収し炭酸ナトリウムの原料とするプロジェクトは世界初で、年間最大4万トンのCO2を回収し、CHPからの排出を11%削減できる見通しです。操業開始は2021年の予定です。

本プロジェクトは、英国政府から420万ポンドの資金提供を受けることが決定しています。

詳細は以下をご覧ください。

Tata Chemicals Europeによるプレスリリース
https://www.tatachemicalseurope.com/news-release-tata-chemicals-europe-build-uks-largest-carbon-capture-use-plant