1.5℃および2℃シナリオにおけるDACの役割をモデル間比較する初の試み
2019年08月05日
RFF-CMCC European Institute for Economics & the Environmentの研究者らが、様々な技術・経済的仮定に基づき、1.5℃および2℃シナリオにおけるDAC(Direct Air Capture)の役割をモデル間比較した初の研究成果を学術誌「Nature Communications」で公表しました。研究の結果、DACは気候変動対策のコストを大幅に低減可能であることが判明しました。ただし、DACを実施する上での主な障害の要因が、その規模を拡大するスピードにあるため、その他のネガティブエミッション技術(NETs)の「代替」ではなく、「補完」と考えるべきことが明らかとなりました。
詳細は以下をご覧ください。
論文の概要および入手先
Realmonte, G. et al. (2019) An inter-model assessment of the role of direct air capture in deep mitigation pathways, Nature Communications
https://www.nature.com/articles/s41467-019-10842-5
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