米国下院でCO2のパイプライン輸送整備への低金利融資と税制優遇を認める法案提出 <br />
2019年11月11日
米国下院の Cheri Bustos議員が、CCS・CO2-EORやCO2利用に必要となるCO2パイプライン整備のための低金利融資プログラムを設置する法案を提出しました。また、同法案では米国議会の認識として、各州政府にCO2パイプラインを「汚染防止装置」に指定することを求める内容も含まれています。
本法案の主な要件は以下の通りです。
・CO2輸送のための幹線・支線のパイプラインに対する低金利融資プログラムの実施
・融資できるのはCO2輸送インフラプロジェクトの総コストの最大80%とし、 融資期間は35年、延期可能期間は5年
・融資機関を米国運輸省とする
・既存のパイプラインの安全性、許可申請および立地規制に関する枠組みは変更しない
・パイプラインの従価税および固定資産税の10年免除となる資格を得ることができるよう、CO2パイプラインを各州法において「汚染防止装置」に指定することを各州政府に検討するよう求める「議会の認識」を提示
詳細は以下をご覧ください。
H.R.4905の概要
https://www.congress.gov/bill/116th-congress/house-bill/4905?r=8&s=1
Cheri Bustos議員のプレスリリース
https://bustos.house.gov/bustos-introduces-bill-to-build-on-rural-green-partnership-invest-in-carbon-capture/