ドイツのHeidelbergCement、CO2回収技術を実証するLEILAC 2を開始することを公表
2020年04月08日
ドイツのHeidelbergCementは、ベルギーのセメント製造工場におけるCO2回収技術を実証するLEILAC(Low Emissions Intensity Lime And Cement)1プロジェクトが成功裏に終了したことを受け、LEILAC 2プロジェクトを開始することを公表しました。LEILAC 2プロジェクトでは、セメント製造工程におけるCO2回収技術の商業規模へのスケールアップ、既存のプラントへのプロセス全体の統合、セメント製造工程への熱供給に再生可能エネルギーの利用の3点を実証するとのことです。
LEILAC 2プロジェクトの実証プラントは、LEILAC 1のプラントの4倍の規模となる計画で、設計・建設からテスト操業を2025年までに完了する計画です。
プロジェクトを率いるのは、LEILAC 1プロジェクト同様にオーストラリアのCalixであり、この他にもClimpor、Engie、IKN、Lhoist、大学や研究機関など、様々な組織が参加する予定です。
詳細は以下をご覧ください。
HeidelbergCementによるプレスリリース
https://www.heidelbergcement.com/en/pr-30-03-2020
Calixによるプレスリリース
https://www.calix.global/news/final-project-agreements-execute-for-leilac-2-co2-capture-facility/
関連ニュース
https://www.gasworld.com/heidelbergcement-advances-carbon-capture-technologies/2018768.article