米国上院で、大統領府に属する国家科学技術会議に「大規模炭素管理に関する委員会」を創設する法案提出

2020年08月18日

米国の上院で、法案「Carbon Removal, Efficient Agencies, Technology Expertise Act（CREATE ACT） of 2020」（S.4341）が提出されました。

本法案は、大統領府に属する国家科学技術会議（National Science and Technology Council: NSTC）内に「大規模炭素管理に関する委員会（Committee on  Large-scale Carbon Management）」とそのワーキンググループとして「炭素除去イニシアチブ（Carbon Removal Initiative）」を創設することを目的としています。NSTC内に委員会を設置することで、省庁横断的な取り組みが可能となります。また、イニシアチブは、CO2の貯留を伴うCO2除去技術の開発と実証の実行を目的としており、具体的には以下のような技術を対象とすると定義付けています。

(1) DAC+CO2貯留
(2) 炭素鉱物固定の促進
(3) BECCS（Bio-energy with carbon capture and storage）
(4) 森林修復
(5) 土壌炭素管理
(6) 海洋中CO2の直接回収（direct ocean capture: DOC） 
詳細は以下をご覧ください。

法案S.4341の概要
https://www.congress.gov/bill/116th-congress/senate-bill/4341/ 

法案S.4341の本文
https://www.murkowski.senate.gov/imo/media/doc/07.29.20%20CREATE%20Act%20Bill%20Text.pdf  

Lisa Murkowski上院議員によるプレスリリース
https://www.murkowski.senate.gov/press/release/murkowski-colleagues-introduce-bipartisan-legislation-to-boost-research-and-development-of-carbon-removal-technologies  

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https://dailyenergyinsider.com/policy/federal/26534-u-s-senate-hearing-examines-carbon-removal-technologies/