米国ORNLの研究者ら、3Dプリンターを用いて製造可能なCO2回収装置を開発

2020年09月16日

米国エネルギー省(DOE)のオークリッジ国立研究所(Oak Ridge National Laboratory)の研究者は、化石燃料プラントやその他の産業プロセスから排出されるCO2を回収するアルミニウム製の装置を設計・製造しました。
このCO2回収装置は、3Dプリンターを用いた“付加製造(Additive Manufacturing)”により製造可能であり、低コストに抑えながら、余剰熱を除去することでプロセス効率を大幅に向上するものとなっています。

オークリッジ国立研究所の研究者は開発のために、2つの異なる実験を行っています。ひとつはCO2含有ガスの流量を変化させるもので、もうひとつはエタノールアミン溶剤の流量を変化させるものです。この開発の成果は、学術誌 AIChE Journalに掲載されています。

詳細は以下をご覧ください。

論文の概要
“Process intensification of CO2 absorption using a 3D printed intensified packing device”
https://aiche.onlinelibrary.wiley.com/doi/abs/10.1002/aic.16285  

ORNLによるプレスリリース
https://www.ornl.gov/news/novel-3d-printed-device-demonstrates-enhanced-capture-carbon-dioxide-emissions