LafargeHolcim、米国、カナダ、欧州で20以上のCCUSプロジェクトを展開へ

2020年11月09日

スイスに本社を置くセメント大手のLafargeHolcimはこの度米独からの資金提供を受け、米国、カナダ、欧州で計20件以上のCCUSプロジェクトを展開していくことを公表しました。

この一環として、LafargeHolcimは、スペインにおけるCarbonerasに位置する同社プラントからCO2を回収し、農業における作物の生育増進に利用するCCUSパイロット実証である、 ECCO2-LHプロジェクトを開始しました。2022年には Carbonerasプラントの10%の排出を回収、最終的には年間70万トンを回収し、100%脱炭素化を目指しているとしています。

LafargeHolcimがドイツで実施している Westküste 100プロジェクトに対し、8月にドイツ政府から資金提供を受けています。このプロジェクトでは、Lägerdorfセメントプラントから年間約100万トンを回収する目標となっています。さらに米国で実施するLH CO2MENT Coloradoプロジェクトは、9月に米国DOEからの資金提供の対象として選定されています。 

詳細は以下をご覧ください。

Lafarge Holcimによるプレスリリース
https://www.lafargeholcim.com/media-release-carbon-capture-projects-USA-germany

Lafarge Holcimが実施するCCUSパイロットプロジェクトに関するページ
https://www.lafargeholcim.com/our-carbon-capture-vision