米国National Carbon Capture Centerにおいて初となるDAC技術の試験が開始予定
2020年11月09日
9月に米国DOEから資金提供を受けたCO2回収R&Dプロジェクトのうちの2件が、National Carbon Capture Center(NCCC)で実施されることを公表しています。さらにそのうちの1件は、NCCCにおいて初となるDAC技術の試験となります。Southern States Energy Board (SSEB) は、アミンを用いた固体吸収材のスケールアップのための官民共同の310万ドルの試験をNCCCで実施します。この試験では、既存のDAC素材を用いて純度95%以上のCO2を回収するDAC技術のコスト低減を最終的な目標としています。
この他、Electric Power Research Institute (EPRI) が天然ガスおよび石炭燃焼排ガスからのCO2の燃焼後回収技術の試験をNCCCで実施します。この試験では、革新的な吸収材を用いた費用効率の高いCO2回収法の性能の実証を目的としています。
詳細は以下をご覧ください。
NCCCによるプレスリリース
https://www.nationalcarboncapturecenter.com/news/funding-awarded-for-first-direct-air-capture-testing-at-national-carbon-capture-center