オランダPorthosプロジェクト、計画通りに進捗
2021年02月01日
オランダのロッテルダムにて計画されているPorthosプロジェクトは、北海の海底下に存在する廃ガス田へ産業由来のCO2を貯留することを計画しています。現在このプロジェクトは予定通り進んでおり、2024年より年間250万トン貯留する予定であると公表されました。プロジェクトへの補助金の一部へ、EUの国家補助である15年間にわたった合計20億ユーロのSDE ++スキームが利用されており、昨年末までに4社(Air Liquide、Air Products、ExxonMobilおよびShell)が登録しています。
補助金は来春にこれら4社へ付与される予定であり、許可手続きは2021年後半までに完了予定としていますが、
排出権(ETS)の価格の上昇により、最終的な合計額は想定されていたものよりも低くなる可能性があるとしています。
Porthosプロジェクトでは2021年にCO2回収プラントの建設準備を実施予定としており、最終投資決定は2022年に予定されています。
そのため2021年においてEBN、Gasunie、ロッテルダム港当局から成る Porthosプロジェクト機構は、陸上および海底へのパイプ敷設、コンプレッサーステーションの建設および海上のプラットフォーム調整などへ取り組むとしています。
なお、昨年は環境影響評価書の提出や許可申請が実施されています。
詳細は以下をご覧ください。
Porthosによるプレスリリース
https://www.porthosco2.nl/en/biggest-dutch-project-for-co2-reduction-porthos-is-on-schedule/