ドイツのHeidelbergCement、HanoverセメントプラントにてLEILAC 2パイロットプロジェクト実施を決定
2021年02月25日
ドイツのHeidelbergCementによるセメント製造からのCO2回収を実証するLEILAC(Low Emissions Intensity Lime And Cement)プロジェクトは、LEILAC 2パイロットプロジェクトを開始しました。これは前プロジェクトであるLEILAC 1の成功を受けたものです。LEILAC 1では2017年より、ベルギーにあるHeidelbergCementのLixheプラントにおいて、年間2.5万トンのCO2回収が行われました。LEILAC 2ではプロジェクトの回収規模を年間10万トンへ拡大し、CO2回収設備を既存するセメント工場へ導入するための開発などを進めるとしています。今回HeidelbergCementは、オーストラリアのCalixおよびヨーロッパのコンソーシアムと共に、HanoverプラントでのCO2回収を計画しています。
また、LEILAC 2の実証設備はドイツにあるHanoverセメントプラントへの建設が決定したと公表しています。
HeidelbergCementのプレスリリースによると、最初の設計段階を2021年6月末までに完了し、実証設備の設置を2023年末までに完了する予定です。
様々な試験を含むプロジェクト全体の完了は2025年を見込んでいるようです。
詳細は以下をご覧ください。
HeidelbergCementによるプレスリリース
https://www.heidelbergcement.com/en/pr-01-02-2021
関連ニュース
https://www.worldcement.com/europe-cis/02022021/carbon-capture-technology-to-be-scaled-up-leilac-2-installation-to-be-built-at-heidelbergcement-plant-in-hanover/