トリニダード・トバゴ共和国政府、CO2回収・CO2-EOR運営委員会を設立

2021年04月09日

トリニダード・トバゴ共和国政府のエネルギー・エネルギー産業省(Ministry of Energy and Energy Industries)はプレスリリースで、同国の内閣が2021年2月18日にCO2回収・CO2-EOR運営委員会の設立に合意したことを明らかにしました。同運営委員会の責務は、トニダード・トバゴの石油開発収入を増やすとともに、大規模CO2-EORプロジェクトの実施・管理を通してCO2排出量削減やCO2の回収・貯留に取り組むこととのことです。

現在想定されているCO2-EORプロジェクトでは、国有石油・天然ガス企業であるHeritage PetroleumによるPoint Fortin中央地域の油田での、EORによるCO2利用です。委員会の最初の焦点はHeritage Petroleumの生産拠点(Point Fortin、Guapo、Gran Ravine、Forest Reserveなど)で、同社がプロジェクトの実施に責任を持ち、適切な貯留層を特定することとしています。
また、この際に必要となる技術研究の資金は、エネルギー・エネルギー産業省の研究開発基金から提供されます。

詳細は以下をご覧ください。

トリニダード・トバゴ共和国政府、エネルギー・エネルギー産業省プレスリリース
https://www.energy.gov.tt/wp-content/uploads/2021/03/MEDIA-RELEASE-CARBON-CAPTURE-AND-CARBON-DIOXIDE-CO2-ENHANCED-OIL-RECOVERY-STEERING-COMMITTEE.pdf

https://www.energy.gov.tt/carbon-capture-and-carbon-dioxide-co2-enhanced-oil-recovery-steering-committee-established/

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https://www.bnamericas.com/en/news/trinidad-and-tobago-establishes-carbon-capture-and-carbon-dioxide-co2-enhanced-oil-recovery-steering-committee