カナダ政府、2021年度予算においてCCUSプロジェクトを対象とする投資税額控除とR&D資金支援を含む提案

2021年05月10日

カナダ政府は2021年度の予算案を公表し、その中で少なくとも年間15MtのCO2排出量を削減することを目的として、2022年からCCUSプロジェクトに投資された資本に投資税額控除(investment tax credit)を導入することを提案しています。
この措置は2022年から発効する予定で、詳細についてはステークホルダーとの90日間の協議期間を設けて検討し、税額控除率などの詳細を発表するとしています。DACは対象とする一方で、CO2-EORは対象外とする方針としています。

この他にも2021年度の予算には、CCUS技術の商業的実行可能性を改善する研究開発を支援するため、2021年?22年より、7年間にわたって3億1900万カナダドル(=約273.7億円、1カナダドル=85.8円換算)の資金を提供する提案が含まれています。

詳細は以下をご覧ください。

カナダ政府の2021年度予算概要
https://www.budget.gc.ca/2021/home-accueil-en.html

https://www.budget.gc.ca/2021/report-rapport/p2-en.html#chap5

カナダ政府によるプレスリリース
https://www.canada.ca/en/department-finance/news/2021/04/government-of-canada-highlights-budget-2021-investments-to-create-a-healthy-environment-for-a-healthy-economy.html

関連ニュース
https://www.nationalobserver.com/2021/04/19/news/budget-2021-cleantech-funding-carbon-capture

https://ca.finance.yahoo.com/news/asked-emission-targets-freeland-says-012831873.html