三菱造船、液化CO2輸送船用カーゴタンクの設計基本承認(AIP)を船級協会Bureau Veritasから取得

2021年09月09日

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三菱造船は、液化CO2輸送船(LCO2船)に搭載するカーゴタンクシステムの設計基本承認(Approval in Principle : AIP)をフランスの船級協会Bureau Veritasから取得しました。

同社のプレスリリースによると、LCO2船では低温かつ圧力の高い状態で液化されたCO2ガスを液体のまま輸送するため、そのカーゴタンクシステムにはIGCコード(※)で規定される独立型タンクタイプCを適用するのが一般的としています。また、タイプCタンクを採用する際には圧力容器の規格に基づいた構造設計が要求され、さらにLCO2用タンクとしては、その貨物特性に応じて高強度かつ低温特性にも優れたタンク用鋼材の選定が重要となるとしています。

※ IGCコード(正式名称:International Code for the Construction and Equipment of Ships Carrying Liquefied Gases in Bulk)とは、LCO2やLNGなどの液化ガスをばら積貨物として輸送する船舶の安全要件が規定された国際規則のこと。

詳細は以下をご覧ください。

三菱重工によるプレスリリース
https://www.mhi.com/jp/news/210902.html