米国Michigan州のRemora、トラックへ後付け可能なCO2回収装置を2022年に商用化予定

2021年10月20日

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米国Michigan州に拠点を置きトラック用のCO2回収装置を開発しているRemoraは、設立から1年未満ながら、2022年の初めに商用トラックへ最初の回収装置を設置する段階に達しているとGreenBizが報じています。

Remoraは、2021年8月にUnion Square Ventures, Lowercarbon Capital, Y Combinator, First Round Capital, Neo Ventures, MCJ Collectiveなどが主導する550万ドルのシードラウンド(設立直後の資金調達)を完了したと発表しています。

顧客としては、トラック会社のRyder、Werner、Arcbest、NFI Industries, NFI Industries、及び、アグリビジネスの大手Cargillを含む、RemoraのCO2回収技術を試験運用するために参加を申し出ている16社以上の物流企業があるとしています。

Remoraのウェブサイトによると、同社が開発するCO2回収装置は、既存のディーゼルセミトラックに後付け可能なもので、テールパイプへ取り付け、排出CO2の少なくとも80%を回収するものとしています。回収されたCO2は、トラックが停車場や配送センターで給油している間にわずか5分でオフロードタンクに送り込むことが可能となっており、コンクリート生産者やその他のエンドユーザーに販売する計画となっています。さらに、回収CO2によりトラック1台あたり毎年15,000ドル〜22,500ドルの収益を上げることが可能としています。

詳細は以下をご覧ください。

Remoraのウェブサイト
https://www.remoracarbon.com/

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https://www.greenbiz.com/article/remora-ready-roll-carbon-capture-trucks