University of Torontoの研究者ら、DAC搭載鉄道車両に関する研究成果を示す論文公表
2022年08月15日
CO2Rail Company、University of Toronto、Massachusetts Institute of Technology、Princeton University、Margaree Consultants、University of Sheffieldの研究者らによるDAC搭載鉄道車両に関する技術の研究成果を示す論文が学術誌Jouleに掲載されました。この研究では、回生ブレーキやソーラーパネルによって車内で生成される持続可能エネルギーを独自に活用するバッテリーアレイ、CO2のDACシステム、圧縮装置、及び補助装置を備えた鉄道車両(ディーゼル・電化両方)に搭載可能な自己完結型の DAC技術に関する革新的な技術を示しています。この装置には、移動中の列車のスリップストリームまで伸びる大きな吸気口が装備されており、流体ラムジェット型プロセスによってCO2を収集するため、吸気のためのファンは不要となります。この技術は、多くのCO2を従来よりも低いコストで回収することが可能であり、2030 年までに年間0.45 ギガトン、2050 年までに年間2.9 ギガトン、2075 年までに年間7.8 ギガトン(1車両で年間3,000トン)の回収が可能になる可能性があるとしています。
詳細は以下をご覧ください。
論文”Rail-based direct air carbon capture”の入手先
https://www.cell.com/joule/fulltext/S2542-4351(22)00299-9#%20
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https://www.forbes.com/sites/madelinehalpert/2022/07/20/researchers-propose-staving-off-global-warming-by-capturing-carbon-dioxide-in-trains/amp/