ArcelorMittal、MHIENGら4社、既存製鉄所におけるCO2回収技術の実証試験と商用化の協業契約締結
2022年11月11日
製鉄大手のArcelorMittalと三菱重工エンジニアリング(MHIENG)、鉱業会社のBHP、Mitsubishi Development(MDP)の4社は、ArcelorMittalの製鉄所においてMHIENGのCO2回収技術の適用に関する協業契約を締結したことを公表しました。この契約に基づき、複数年の実証試験を共同で実施し、商用化に向け商用機の概念設計も同時に実施するとしています。この実証試験は、ArcelorMittalがベルギーのゲントと北米に保有する製鉄所にて行われ、CO2削減が困難なHard-to-Abate分野といわれる製鉄業界におけるCCUS技術を促進するべく、各社の専門知識を結集するものとしています。
既存製鉄所へのCO2回収技術適用の検証を目的として、ベルギーのゲントに位置するArcelorMittalの年間粗鋼生産量500万トン規模の製鉄所に加え、北米での実証試験も計画しており、MHIENGはCO2回収技術の提供と設計検証によるサポートを実施する予定としています。
詳細は以下をご覧ください。
三菱重工によるプレスリリース
https://www.mhi.com/jp/news/221027.html
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https://www.powerengineeringint.com/emissions-environment/arcelormittal-and-mitsubishi-trial-carbon-capture-in-bid-for-greener-steel/?amp=1