三菱重工業及び三菱重工エンジニアリング、スコットランドのPeterhead発電所で建設予定のGTCC発電設備とCO2回収プラントに関するFEEDを受注
2022年09月09日
三菱重工業及び三菱重工グループの三菱重工エンジニアリング(MHIENG)は、スコットランド・アバディーンシャーのPeterhead発電所で建設が予定されているガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備とCO2回収プラントに関する基本設計(FEED)を受注したと公表しました。三菱重工とMHIENGは、国際的なエンジニアリング会社であるWorley、Técnicas Reunidas, S.A.と共同で、SSE Thermalが所有する同発電所向けに、三菱重工の次世代高効率M701JAC(J-Series Air-Cooled)形ガスタービンとMHIENGが関西電力と共同開発したCO2回収技術「Advanced KM CDR Process™」を用いたCO2回収プラント納入の事業化を検討するとしています。このプロジェクトは、英国大手の電力会社であるScottish and Southern Energy plcの火力発電事業を担うSSE ThermalとノルウェーのEquinor Energy ASが進めているもので、年間約150万トンのCO2を回収し、北海の沖合に貯留する計画です。
MHIENGは2022年8月現在、KM CDR Process™を用いたプラントを14基納入しており、現在さらに2基建設中としています。今回採用が決定したAdvanced KM CDR Process™には、これまで納入した商用のCO2回収プラント14基全てで採用されているアミン吸収液KS-1™に技術改良を加えたKS-21™が採用されており、KS-1™と比べて再生効率に優れ劣化も少ないといった特長を持つとしています。
詳細は以下をご覧ください。
三菱重工によるプレスリリース
https://www.mhi.com/jp/news/22083001.html
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https://www.jiji.com/sp/article?k=000000415.000025611&g=prt