ArcelorMittal、既存製鉄所におけるCCUプロジェクト”Steelanol Project”を開始

2022年12月29日

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製鉄大手のArcelorMittalは、ベルギーのGhentにある同社の製鉄所で、CCUプロジェクト”Steelanol Project”を開始することを公表しました。

Steelanol Projectは、2 億ユーロ規模のヨーロッパの鉄鋼業界にとって初となるプロジェクトです。 当該プロジェクトのCCUプラントは、プロジェクト パートナーである LanzaTech が開発した生体触媒を使用するCO2リサイクル技術を利用するもので、製鋼プロセスや廃棄バイオマスからの排ガスをエタノールに変換することが可能となります。このエタノールは、ArcelorMittalとLanzaTech が共同で”Carbalyst”というブランド名で販売するとしています。

Steelanol プラントはフル稼働に達すると8,000万リットルのエタノールを生産することが可能であり、Ghent製鉄所からの年間CO2排出量は12.5万トン削減されるとしています。なお、Steelanol プロジェクトのパートナーとして、Primetals TechnologiesとE4techも関与しています。

詳細は以下をご覧ください。

ArcelorMittalによるプレスリリース
https://corporate.arcelormittal.com/media/press-releases/arcelormittal-inaugurates-flagship-carbon-capture-and-utilisation-project-at-its-steel-plant-in-ghent-belgium

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https://www.gasworld.com/story/arcelormittal-launches-200m-carbon-capture-project-at-belgium-steel-plant/