OGCI含むコンソーシアム開発の船舶搭載CCSシステムがABSの基本承認を取得

2023年04月07日

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OGCIは、コンソーシアムとして共同開発した船舶搭載の洋上CCSシステムがABS(アメリカ船級協会)の基本承認(Approval in Principle)を取得したことを発表しました。コンソーシアムには、OGCIの他、シンガポールのGlobal Centre for Maritime Decarbonization (GCMD)、ABS、Stena Bulk、Alfa Laval、Netherlands Organization for Applied Scientific Research (TNO)、Deltamarin Ltd.,が参加しています。

この承認により、コンソーシアムはプロジェクトが次の段階である設計・調達・建設(EPC)段階に移行する検討が可能となるとしています。このプロジェクトは2年間にわたり3フェーズで実施される計画となっており、2022年に第1フェーズを開始したものです。第1段階ではCO2回収システムの概念設計とFEED研究が実施されました。第2フェーズではCO2回収システムのプロトタイプのEPCと陸上での試運転を実施する計画です。第3フェーズでは、CO2回収システムをMRタンカーに統合し、海上試験を実施する計画です。

詳細は以下をご覧ください。

OGCIによるプレスリリース
https://www.ogci.com/ogci-stena-bulk-gcmd-project-gets-go-ahead-to-use-carbon-capture-on-oil-tanker-pilot-to-decarbonize-shipping/

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https://safety4sea.com/abs-approves-joint-industry-carbon-capture-system-project/