INPEX、インドネシアのアバディLNGプロジェクトにCCSを追加する改正PODを提出

2023年04月12日

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INPEXは、子会社であるINPEXマセラを通じて操業主体(オペレーター)を務めるインドネシア共和国アラフラ海マセラ鉱区アバディLNGプロジェクトにおいて、現在の開発計画にCCSを新たに追加する改定開発計画(改定POD)を、ジョイントベンチャー(INPEXマセラ及びSHELL)を代表してインドネシア政府当局に提出したことを発表しました。改定PODでは、CCSの導入によりアバディガス田から天然ガスに付随して産出されるCO2の全量を削減できる見通しとなったことも明らかにしています。

今後、政府当局からの改定PODの承認後、基本設計作業(FEED)が開始できるよう準備を進め、2020年代後半にFID(最終投資決定)、2030年代初頭での生産開始を目標としています。このプロジェクトを実施するジョイントベンチャーの権益比率はINPEXマセラ:65%、SHELL社:35%となっています。

インドネシアでは、2023年3月に石油ガス事業におけるCCS/CCUSに関するエネルギー鉱物資源大臣令が制定されたばかりであり、本プロジェクトはインドネシアにおける石油ガスの上流事業の契約枠組みであるProduction Sharing Contract(生産分与契約)のコスト回収事業として実施される初めてのCCSプロジェクトとなる見込みとしています。

詳細は以下をご覧ください。

INPEXによるプレスリリース

https://www.inpex.co.jp/news/2023/20230404.html

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