米国DOE、2億5,100万ドルを提供する12件のCO2の輸送/貯留開発プロジェクトを公表
2023年06月06日
米国DOEは、超党派インフラ法に基づき7つの州で各分野計12件のCO2の輸送/貯留プロジェクトを支援する2億5,100万ドルの資金提供を発表しました。さらに、商業規模のCO2貯留インフラの継続的開発を目的として、今後さらに5年間で22億5,000万ドルの資金提供を実施する計画も明らかにしました。
CO2貯留の検証・試験プロジェクト(9件)
5,000万トン以上のCO2を安全に貯留できる容量を備えた新規及び拡張した大規模商業CO2貯留プロジェクトの開発を支援するため、総額2億4,200万ドルの資金提供を受ける以下の9つのプロジェクトが選定されました。これらのプロジェクトは、詳細なサイト特性把握、計画、及び許可段階に焦点を当てるCarbonSAFEイニシアチブのPhase IIIを遂行します。
Bluebonnet Sequestration Hub, LLC ($16,480,117)
BP Corporation North America Inc. ($33,411,193)
Colorado School of Mines ($32,671,554)
Magnolia Sequestration Hub, LLC ($21,570,784)
Southern States Energy Board ($17,984,523)
Timberlands Sequestration, LLC ($23,779,020)
University of Illinois ($17,736,972)
University of North Dakota Energy & Environmental Research Center ($38,148,520)
University of Wyoming ($40,504,935)
CO2輸送の工学設計プロジェクト(3件)
地域規模のCO2パイプラインネットワークの詳細な工学設計研究を行うために、総額900万ドルの資金提供を受ける3件のプロジェクトが選定されました。
Carbon Solutions LLC ($3,000,000)
Howard Midstream Energy Partners LLC ($3,000,000)
Southern States Energy Board ($3,000,000)
CO2貯留の検証・試験プロジェクトへのさらなる資金提供
CO2貯留の検証・試験プロジェクトに対し、今後さらに22億5,000万ドルの資金を提供する計画であり、その対象範囲を貯留コンプレックスの実現可能性調査を含めるように拡大することも明らかにしました。
詳細は以下をご覧ください。
米国DOEによるプレスリリース
https://www.energy.gov/articles/biden-harris-administration-invests-251-million-expand-infrastructure-support-co2