英国政府、Drax Powerの環境許可申請書に関するコンサルテーションを開始
2023年06月08日
英国環境庁(Environment Agency)は、North Yorkshire州Selby近郊のDraxの発電所敷地内でCCSを備えたバイオエネルギー(BECCS)を開発するDrax Powerの提案に関するコンサルテーションを開始しました。コンサルテーションでは、Drax Powerが提出した環境許可申請書に対するコメントを求めています(2023年5月26日~6月29日)。
Draxが燃焼プロセスからCO2を回収するには英国環境庁からの環境許可が必要であり、Planning Inspectorate(計画審査庁)が主導し審査するプロセスに従いDevelopment Consent Order(開発同意命令)も必要になります。
なお、2021年7月に英国環境庁は、CO2回収に関する利用可能な最良の技術 (BAT)のガイダンスを発表しています。このガイダンスは、環境とコミュニティを保護する厳格な要件を満たしていることを証明する必要がある企業を許可を得る前に支援するものとしています。
詳細は以下をご覧ください。
英国政府によるプレスリリース
https://www.gov.uk/government/news/environment-agency-consults-on-drax-carbon-capture-plans
英国コンサルテーション文書
https://consult.environment-agency.gov.uk/psc/y08-8ph-drax-power-limited/
CO2回収に関するBATガイダンス
https://www.gov.uk/guidance/post-combustion-carbon-dioxide-capture-best-available-techniques-bat