英国Nuada、BGFから340万ポンドの投資

2023年08月10日

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英国に本社を置くNuada(旧MOF Technologies)は、英国ファンドBGFから340万ポンドの投資を受けたことを発表しました。Nuadaは多孔質材料である金属有機構造体(MOF:Metal Organic Frameworks)を用いた常温でCO2が回収可能な技術を開発しており、現在は大手セメントメーカーBuzzi Unicem、Heidelberg Materials、Cementir Holdingと協力し、イタリア北部にあるBuzzi UnicemのMonselice工場に初となるCO2回収プラントを導入しようとしています。BGFからの資金は、英国の廃棄物からのエネルギー回収(WtE)施設における追加のパイロットプラント建設を支援し、Nuada の技術の多用途性を実証するとしています。

このBGFからの投資は、Clean Growth Fundと国際金融グループBarclaysのSustainable Impact Capitalが共同で主導した450万ポンドのシリーズAラウンドの延長としています。Nuadaはこの他にも、英国研究・イノベーション機構(UKRI:UK Research and Innovation)とDepartment of Energy Security and Net Zero (DESNZ)からも約300万ポンドの補助金プロジェクトを獲得しています。

詳細は以下をご覧ください。

BGFによるプレスリリース
https://www.bgf.co.uk/innovative-carbon-capture-nuada/

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