カナダ連邦政府、発電ユニットに30 t CO2/GWhの排出性能基準の提案

2023年09月04日

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カナダ連邦政府は、発電所に対するCO2排出規制となるClean Electricity Regulationsのドラフトを公開し、コンサルテーションを実施しています。

提案された規制は、年間ベースで発電電力量1GWhあたりCO2 30トン(30 t/GWh)という排出性能基準(emission performance standard)を発電ユニットに適用するものです。

ただし、CCSを採用している場合、エネルギー需要のピーク時の場合、緊急時の場合にはこの性能基準を適用除外とする提案も含まれています。CCSを採用する場合には、CO2貯留量を排出量から差し引くことができ、30 t CO2/GWhの排出を実証できる場合に限り、1GWhあたり最大40トンの平均排出原単位となることが認められるとしています。また期限が設定されており、CCS システムの稼働開始後7 年又は2039年12月31日のいずれか早い方までとしています。

詳細は以下をご覧ください。

Clean Electricity Regulationsの規制案
https://www.gazette.gc.ca/rp-pr/p1/2023/2023-08-19/html/reg1-eng.html

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https://www.jdsupra.com/legalnews/canada-seeks-input-on-draft-clean-9239998/