Heidelberg Materials、ブルガリアのセメント工場でCO2回収パイロット設備の建設開始
2023年10月27日
記事カテゴリ:
Heidelberg Materialsは、ブルガリアのDevnyaにある同社のセメント工場においてCO2回収のパイロット試験設備の建設が開始したことを発表しました。
ANRAV.betaと呼ばれるパイロットユニットは、東ヨーロッパにおける同社初のフルチェーンCCUSプロジェクトの重要な概念実証となり、新しいCO2回収技術であるOxyCal回収技術の拡張性を示すことになるとしています。パイロットユニットの建設はわずか数か月で完了し、その後の実証は12~24か月で実施される予定です。
実証後には、東ヨーロッパ初のフルチェーンCCUSプロジェクト「ANRAV」となる計画で、規制や許可の条件次第では、早ければ2028年にも操業を開始し、年間80万トンのCO2を回収できる可能性があるとしています。
詳細は以下をご覧ください。
Heidelberg Materialsによるプレスリリース
https://www.heidelbergmaterials.com/en/pr-2023-10-18