欧州議会、CO2除去に関する認証スキーム構築の必要性を議決

2023年12月14日

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欧州議会は、品質の高いCO2除去を確保し、グリーンウォッシュに対策するため、CO2除去に関する新たな認証スキームを構築について採決し、賛成多数で決議したことを発表しました。

この議論の中で、欧州議会はCO2除去にはBECCS及びDACCS、CO2鉱物化による固定が恒久的なCO2除去に含まれることを明らかにしています。

今後は具体的なCO2除去の定量化、モニタリング、検証の方法が検討されることになります。欧州議会は、CO2除去に関する認証スキームは国際基準に沿ったものでなければならず、透明性を確保し、不正やダブルカウントのリスクを回避するために「EUレジストリ」を設定する必要があるとしています。また、「CO2除去」、「カーボンファーミング」、「製品中へのCO2固定」に関する定義、品質基準やルールは、それぞれの環境影響や違いを考慮し、区別する必要があることも強調しています。

詳細は以下をご覧ください。

欧州議会によるプレスリリース
https://www.europarl.europa.eu/news/en/press-room/20231117IPR12212/carbon-removals-parliament-wants-eu-certification-scheme-to-boost-uptake

https://www.europarl.europa.eu/news/en/press-room/20231023IPR08133/carbon-removals-meps-want-eu-certification-scheme-to-boost-uptake

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https://carbonherald.com/eu-parliament-approves-the-carbon-removal-certification-framework-and-net-zero-industry-act/