欧州委員会、4件のCO2越境輸送・貯留プロジェクトに約4億8,000万ユーロの資金提供
2024年02月14日
[欧州委員会プレスリリース、2023年12月8日発表]
欧州委員会が提案していた欧州横断エネルギーネットワーク(TEN-E)のためのConnecting Europe Facility(CEF)において8件の越境エネルギーインフラプロジェクトに対する合計5億9,400万ユーロの投資が実施されたことを発表しました。CO2の排出削減が困難な部門を脱炭素化するためのCCUS開発の機運が高まっていることを受け、このうち約4億8,000万ユーロがCCUSプロジェクトに対して提供されることにも注目されています。
資金提供の対象となったCCUSプロジェクトは以下の4件です。
・フランスのDunkirk港におけるD’Artagnanプロジェクト(1億8,900万ユーロ、CO2輸出ハブ)
・オランダRotterdam港におけるCO2NEXTプロジェクト(3,300万ユーロ、輸入CO2受け入れターミナル)とAramisプロジェクト(1億2,400万ユーロ、200kmの海底パイプライン)(合計1億5,700万ユーロ)
・Northern Lights(1億3,100万ユーロ、CO2輸入ターミナルの拡張と貯留サイトまでの100kmの海上パイプライン建設)
・ポーランドGdanskのEU CCS Interconnectorプロジェクト(254万ユーロ、CO2インフラプロジェクト)
詳細は以下をご覧ください。
欧州委員会によるプレスリリース
Northern Lightsによるプレスリリース
https://norlights.com/news/eu-funding-awarded-nl-to-support-europe/
関連ニュース
https://www.offshore-energy.biz/northern-lights-ccs-project-grabs-a-slice-of-eu-funding/